VENTILE(ベンタイル)の経年変化と機能性

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こんにちは。

1月も中旬、これからが本格的な冬の寒さのピークになります。

ニュースでは今週末以降、今季最強どころか記録的寒波襲来との記事を読みました。

ロシアでは-62.1度を記録しました。

なんとも想像しにくい温度ですね(笑)

お出かけの際は暖かい服装の方が良さそうですよ。

街の中では薄着の方をたくさん見ますが、寒さも苦手な僕にとっては信じられませんが・・・

さて、そんな時期に春、秋、冬と万能のジャケットが入荷してきました。

KEELA(キーラ)のFORKLAND COUNTRY JACKETです。

伝統を重んじるイギリスならではのカントリージャケットです。

イギリスはご存じ寒い地域なので、アウトドアブランドが発展しますが、昔ながらのTraditionalな服装を好む方も多い国柄(若い方より年配の方が多い)。

キーラのフォークランドカントリーは伝統的なカントリースタイルと現代のデザインが融合しています。

表面の生地はイギリスならではのVENTILE(ベンタイル)生地を使用。

ライニングはポリウレタンでコーティングされているため、風を通しにくく体温を逃がさない特徴を持っています。

VENTILE(ベンタイル)の生地について。

なぜ高額なのか?

普通はブロード生地として最高級ワイシャツを作るときに使われる超極細の最高級綿糸を、ブロード生地の1.6倍もの量の糸を使っているのです。

高密度に織るということはそれなりに量を使いますし、生産にも時間がかかり、大量生産できなくなっています。

少しでも糸を太くしたり、密度を下げたりすれば、防水・防寒を実現するベンタイル生地は出来上がりません!

ベンタイルの特徴は、防水、防風、浸透性です。

雨、水が侵入しようしても、糸と糸の隙間がほとんどなく、水が入る余地がないのです。

コットン100%素材のベンタイルは、浸透性も抜群。

浸透性とは、体内の熱を外に出す機能のことで、コットン100%だから為せる技。

高密度のコットン素材でも、目には見えない極小さな隙間があり、そこから熱を外に出してくれるのです。

水や風を通す事ができない小さな穴だけど、熱気は通ることが出来る。

ゴアテックスは化学素材。

ベンタイルは天然素材。

ベンタイルは自然の素材、コットンによって生まれる素材だからこそ、ナイロン特有の゛シャカシャカ゛がなくとても静かに着れます。

また、経年変化もコットンならではの魅力を持っています!

左の薄い色のFORKLAND COUNTRY JACKETは僕の私物です。

だいぶ雰囲気が良くなりました。洗濯は手洗いで2回ほど洗いました。

いつも着ています。

僕は秋、冬、春とほぼ毎日のように着ています。

KEELAのモデルはどの洋服もロゴが控えめなので、通勤時に着ている方もいらっしゃいますが、特にこちらのベンタイルの生地を使用したフォークランドカントリーは持ってつけではないでしょうか?

雨、風を凌ぐ昔ながらのVENTILE(ベンタイル)。少々金額が張りますが、長く着ていただける洋服だと思います。

本革のように年月が経てば経つほど深みのある風合いが出てきて、さらに愛着がわきます。

そんな一面もベンタイル生地の魅力なのではないでしょうか?

寒い冬を楽しみましょう!本日もどうもありがとうございました。

小野寺